拝啓、あなた様
先日、テレビで「名もなき家事」を取り上げている番組を見ました。
コピーライターの梅田悟司さんが、名もなき家事に名前を付けていらっしゃいます。
それが絶妙で、しかもクスっと笑えて。
「うまい!」「おおっ!」「あははは!」と、そのネーミングにうけているわたしの姿を見たオットが、その梅田さんが書いた本を買ってきてくれました。
「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」
その中のひとつ。
これって、もしかして、藤間さん?と思ったのが「文具迷子」です。
『この場所に間違いなく置いたはずのハサミが見当たらず、元に戻さなかった家族の顔がチラつく家事』
伊坂幸太郎さんの「アイネクライネナハトムジーク」を読まれた方、あるいは。
映画「アイネクライネナハトムジーク」をご覧になった方であれば、こう思うのでないかしら。
ハサミを元に戻さない家族は、藤間さん。
それに「ああ、またか」と思うのが、藤間さんの妻。
その積み重ねが怖いのよねえ。
文具は迷子にならないように、元の場所に戻しましょう。
そうしなければ、家族全員が迷子になるかもしれません。
かしこ
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