拝啓、あなた様
通勤途中に、商店街を歩きます。
その商店街には、数店のドラッグストアがあります。
チラっと覗くのですが、マスクがある様子は全くありません。
ところが、きのうの朝、開店準備をされているあるお店の店頭に、布製マスクを発見!
思わず「あっ、マスク!」 と声に出してしまいました。
開店準備をされている高齢の店主さんが、「すぐに売り切れてしまうんですよ」とおっしゃいます。
そこに並んでいる物も5点ほどしかありません。
マスク不足は、いつ解消するかわからないので、布製マスクが欲しいと思っていたところです。
不器用なわたしは、自分で作るという選択肢はありませんし。
「ひとつください」
「どれにしますか?」
「これをください」と、一つのマスクを指さしました。
「これは、ミシンで縫っているから330円です」
ミシン?
どう見ても、手縫いのような縫い目が見えるのですが。
まあ、そんなことはどちらでもいいことです。
ミシンでも、手縫いでも構わないので、これをくださいという思いでした。
すると、その店主さんが、「あら、ごめんなさい」と謝られるのです。
えっ?
「これは、手縫いです。わたしが縫ったものです」
「そうなんですね。」
「手縫いなので、300円です」
おや。ミシンと手縫いでは値段が違うのですか。
うふふふ。
どちらにしても、わたしにとってはありがたいマスクです。
作ってくれて、そして、販売してくれて、ありがとうございます。
かしこ
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