拝啓、あなた様
この週末は、オットの実家で過ごしました。
義母が「携帯電話を買い替えた」と言って、新しいケイタイを見せてくれました。
高齢者向けのガラケーです。
どんな音がするのか、どんな表示が出るのか、どこが光るのか。
その場で、わたしのスマホから義母のガラケーに、電話をかけてみました。
おおっ!
そうなのか。
義母のガラケーを触らせてもらいました。
わーっ、いいなー、この感触。
片手で、するするなめらかに操作ができる!
文字が大きい!
わかりやすい!
懐かしさも手伝って、ちょっと感激しました。
わたしも、このガラケーを持とうかしら、と思うくらいです。
ところが。
えっ!? なぜできない?
以前に使っていたガラケーでできたことが、どういうわけか、そのガラケーではできなくて。
ネットで使い方を検索すると、そもそも、その機能が無いことが発覚しました。
まさか!これができないケイタイなんて見たことないわ。
と、思っていると、意外なところから、意外な方法がわかり、なぜ、こんな面倒なことをしなくてはいけないの?
それは高齢者にはわかりにくいでしょう。
と、ちょっと文句言葉を発してしまいました。
さっきまでの感激が、ちょっと後退しちゃったじゃない。
それでも、義母にとっては大事なケイタイです。
義母は言いました。
「ケイタイってそんなに使うことはないんだけどね、でも無いと不便なのよ」と。
新しいケイタイを大事に扱っている姿を見ると、きっと、このケイタイを気に入っているんだろうなと思います。
うん、うん。
いいケイタイを選んだと思いますよ。
いっぱい、いっぱい使ってくださいね。
かしこ
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