テガミスト*Diary <紙飛行機ドットコム>

手紙好きの、自称*テガミストが書く『手紙のふりをした日記』です

鳴り続ける音

テガミスト*Diary

拝啓、あなた様

真夜中、あるいは、あれは明け方だったのかもしれません。
就寝中に目が覚めて、今何時だろうと思い、枕元に置いていた時計に手をやりました。
手がどこに当たったのかわからないまま、突然、時計から音が鳴りだしました。
ピピピピピピピピ。
小さな音ではあるものの、暗い寝室の中で鳴り続けるその音は不気味です。

その音を止めようと、あらゆるボタンを押してみるものの、一向に鳴りやみません。
これはもう電池を抜くしかないと決断しました。
眠たい目をこすりながら、ようやく電池を外して、音が消えました。
結局、時刻は分からずじまいです。

朝になって、しっかり目が覚めた状態で、再チャレンジしました。
電池を入れると、やっぱり音が鳴り始めます。
うーん。
おや?
デジタル表示されるはずの時刻が、全く表示されていません。
ということは、もしかして、電池残量が少ないってこと?
では、新しい電池を入れてみましょう。

はい、正解です!
時計は時刻を表示してくれ、音も鳴り止みました。
よかったあ。
今夜は静かに眠れそうです。

          かしこ

 



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