拝啓、あなた様
ラインのお友達を整理した、という話を聞きました。
確かに、もう何年も連絡をとりあっていない人もいるでしょうし。
ポイントのためだけにお友達になったお店もあるでしょう。
かつて通っていたけど、もうやめてしまったお稽古事のスクールなんかもあるかも。
わたしの場合、ラインのお友達は整理するほど多くないけれど、スマホの中にある連絡帳とか、パソコンの中にある住所録には、それなりの件数があります。
それらの見直しは、時々しています。
とは言え、もう連絡を取り合うことはないだろうなと思っていても、そのままにしている方もいます。
おそらく、わたしの気持ちの中で、記憶を消したくないという思いがあるのでしょう。
たとえば、娘が1歳のころによく遊んだ公園の仲間とか。
退職した会社の同僚や先輩とか。
亡くなった父とか。
それらの連絡先、あるいはお名前を見るだけでも、まるでアルバムを見ているような気分になるのです。
かつての思い出がふっとよみがえります。
そうなると、削除することはできません。
逆に、何も記憶がよみがえることがない場合は、さようならすることとなります。
データの整理にも、案外「気持ち」のポイントが高いかもしれません。
単純作業ではありませんね。
かしこ
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