テガミスト*Diary <紙飛行機ドットコム>

手紙好きの、自称*テガミストが書く『手紙のふりをした日記』です

「ルーティーンズ」を読みました

拝啓、あなた様

おもしろい本と出会いました。
いつも、伊坂幸太郎さん情報を教えてくれる、イサトピ共同管理人さんのツイッターで知った本です。

三省堂書店神保町本店で「著名人選書フェア」が開催されているそうです。
そのフェアで、伊坂幸太郎さんが長嶋有さんの『ルーティーンズ』を選書していらっしゃるとのこと。
伊坂さんの選書のコメントはネットでも読むことができます。
三省堂書店著名人選書フェアのページはこちらです。

そこには「不意に、僕の小説の登場人物の名前が出てきて驚きましたが」とあるのです。
それは誰か?というと、イサトピ共同管理人さんによると、トーマスマニアの殺し屋だというじゃないですか。

おおっ!
それは読んでみたい!
早速、この本を購入して読み始めました。
トーマスの話が出てくるまでに、すでにどんどん引き込まれます。

有名なミュージシャン、テレビ番組、グッズなども登場します。
コロナの緊急事態宣言が発令された頃のお話で、すっごく現実的なのです。
これはエッセイ?と思うくらい、身近に感じるお話です。
でも、これはエッセイではない。
主人公が、作家である夫と、漫画家である妻なので、私小説なのかしら?
ちなみに、日経エンタテイメント!のインタビュー記事を読むと、長嶋有さんご自身は「スケッチ」という表現をされています。

うなづいたり、くすくす笑ったりしながら読み進めていると。
出ました!
伊坂幸太郎さんのお名前とトーマスが!
何度もそこを読み返してしまいます。
にやり。にやり。

しかも、トーマス話はそのページで終わりだと思っていたら、最後の方でもう一度、出てくるじゃないですか。
おもしろーい!
赤いディーゼル機関車の謎が気になりますねえ。

伊坂さんファンだけではなく、登場するミュージシャンのファンの方とか、幼児番組をお子様と一緒にご覧になっている方とかも、楽しめるはずです。
わたしの娘にも薦めたいし、あの人、この人にもおススメしたい!と数人の顔が思い浮かびます。
あなた様もぜひお楽しみください。

     かしこ

 

   ルーティーンズ
  

長嶋有さん 「ルーティーンズ」インタビュー

 


-------------------------------------------

  紙飛行機ドットコム

-------------------------------------------