拝啓、あなた様
夏休みだからでしょうか。
本屋さんに行くと「読書感想文」という文字を目にするようになりました。
2018年のことです。
わたしは、とある読書感想文のコンクールに応募しました。
その年の課題図書の一つが、伊坂幸太郎さんの「砂漠」だったことがきっかけです。
当初、読書感想文とは、本の紹介みたいなものだと思っていました。
ブログを書いている者としては、読書感想文はブログの延長線上にあるものだと甘くみていたのです。
ところが、過去の入選作品を読んでみると、そうではないという事に気がつきました。
読書感想文は、本の紹介や感想だけではダメなのです。
入選作品は、その本を読んで、自分の考えがどう変化したかということを書いていました。
どうやら読書感想文とは、そこがメインのようです。
「起承転結」という言葉があります。
読書感想文をこれに当てはめて考えてみると、こうではないでしょうか。
起 その本を読んだ(選んだ)きっかけ
承 その本のあらすじ
転 その本の面白かった点
結 その本を読んで自分が変わったこと
結になる部分が大事だと思います。
自分に関するエピソードを添えて、それがどう変化したか等を書くのが、読書感想文だと、その時知りました。
わたしの小中高校生の夏休みの宿題にも読書感想文はありました。
その課題を提出してはいたけれど、単に「おもしろかった」の感想しか書けていませんでしたね。
それじゃダメなんだと、大人になってから知るとは。
小中高校生のうちに知るべきでしたね。
あははは。
かしこ
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