拝啓、あなた様
堀川アサコさんの「相続始末記」を読みました。
えっ、そういう結末なの?
残り3ページでまさかの展開でした。
そっかー、あれが伏線だったのね。お見事。
読書感想文を書いてみようと思います。
「相続始末記」を読んで
最近、わたしの周囲で相続のことが話題に上った。
「相続ってドラマがあるよね」と。
相続問題は、その家庭それぞれで、決して同じものがない。
そういう話をした矢先に、本屋さんでこの本を見かけた。
「相続始末記」というタイトルが気になるので読んでみたところ、やっぱりドラマがあった。
父親を亡くした姉妹の話である。
母親はすでに他界しており、相続は二人の姉妹がするものだと思っていたら、実は父親は再婚で、前妻との間に子どもがいたことがわかる。
相続問題において、珍しくはない展開で始まったが、その後の人間模様がなかなかおもしろい。
姉妹の仕事や家庭の問題も重なり、解決しなければいけないことが山積みだった。
その全てがうまく落ち着くまでの過程が描かれていて、最後には珍しい話となっていた。
相続税が発生するほど大きな財産はないので、相続なんて無関係だと思いがちだ。
だが、相続は財産の問題だけではない。
その人の人生が明らかにされるのだ。
今一度、エンディングノートを見直そうと思う。
もしもの時に、残された家族が迷うことのないように。
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