拝啓、あなた様
新庄 耕さんの「地面師たち ファイナル・ベッツ」を読み終えました。
読書感想文を書こうと思います。
「地面師たち ファイナル・ベッツ」を読んで
ネットフリックスのドラマ「地面師たち」が話題になっている。原作は、新庄 耕さんの「地面師たち」である。原作もドラマも楽しんだ後、その続編があると知ると、それも読んでみたいと思った。
シンガポールのカジノで全財産を失った元Jリーガーの稲田は、ハリソン山中に声をかけられる。ハリソン山中率いる地面師たちが、今度狙うのは北海道の土地だった。
前作同様、続編でもハリソン山中は残忍だった。
ハリソン山中を知っている管理人が、稲田に言う。
「逃げるなら早い方がいい」
その通り。ハリソン山中に関わると不幸が待っているのだ。
大物地面師のハリソン山中が欲しいものは大金ではない。人が苦しむ姿を見たいという欲求があるようだ。わたしには、その気持ちが理解できない。
ハリソン山中に集められた地面師たちは、土地の所有者になりすまし、誰かを騙して大金を手に入れようとする詐欺師である。だが実は、彼ら自身が、ハリソン山中に騙され、詐欺に合っているのではないか。
もしかしたら大金を手にできるかもしれない。
この先、大きな幸せをつかむことができるかもしれない。
そう夢みたとき、すでに罠にはまっている状態かもしれない。
「逃げるが勝ち」という言葉もある。困難に直面したとき、あるいは逆に、あまりにうまい話に出会ったときは、一時、退いて冷静になることが大事なのではないか。
相手を不幸にすることが目的のような人間とは関わりたくないと思う。「地面師たち」の2冊を通じて「逃げる」ということも大事だと強く思った。
集英社 文芸ステーション
『地面師たち ファイナル・ベッツ』刊行記念インタビュー
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