拝啓、あなた様
エッセイの定義がよくわかりません。よく比較されるのが日記です。どちらも自分が感じたことを自由に書いています。ただ、日記は個人的なものであり、他人が見ることはありません。それに対してエッセイは人に読んでもらうものですよね。
では、ブログに書く日記はどうなるのでしょう？
日記とは言え、ネット上にアップするのだから他人が見ることが前提です。これもエッセイと言えるのでしょうか？いや、ちょっと違う気がします。そんなモヤモヤをずっと持ち続けていました。
そのモヤモヤを晴らしてくれる本を見つけました。
岸本葉子さんの「エッセイの書き方」（中公文庫）です。
最初に、エッセイの基本要件が書かれています。エッセイの大前提ともあります。
「自分の書きたいこと」を「他者が読みたくなるように」書く
ブログとエッセイを分けるのは「他者が読みたくなるように書く」の部分だとおっしゃっています。「自分が書きたいことを、書きたいように書く」ではエッセイにならないと。何と明解な説明でしょう。納得しました。
それを知ると、わたしのブログ日記を「エッセイ」だと言うのはおこがましいです。身の程知らずだと恥ずかしくなります。とは言え、「他者が読みたくなるような」文章が書けるようになりたいではないですか。それを目標にしたいです。
目標に近づけますようにとの思いを込めて日記を書こうと思います。
かしこ
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