拝啓、あなた様
日が暮れるのも早くなりました。
仕事帰りにお月様を見ることができる暗さです。
最寄り駅から自宅までの道すがら、秋の風景を見ました。
サラリーマン風の男性が、スマホを取り出して電話をかけ始めたのです。
「今、帰っているところやけどな、中秋の名月や」
うふふふ。
まんまるのお月様を、自分だけで楽しむのがもったいないと思ったのかしら。
ご自宅にいるご家族にも、窓を開けて月を見てごらんと、おっしゃっているのかな。
心もまんまるの秋の夜です。
かしこ
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