拝啓、あなた様
電話で、名前の漢字を説明する時の話です。
わたしの名前の場合、比較的簡単に説明ができる漢字です。
困ったことはありません。
一方で、説明を受けた時、パっとその漢字が浮かんでこない時は困ります。
わたしに知識がない、漢字を知らない、柔軟性がない、など理由はいろいろです。
とは言え、たまにあるんです。
なぜ、そういう説明をする?
その説明はわかりにくいです、という場合が。
先日もありました。
「眞」という漢字を説明しようとしてくださった方が言いました。
「まことの難しい方の漢字です」
えっ?
まことに、難しい漢字があるの?
わたしの中で、「まこと」と言えば「誠」なのです。
その「誠」の難しい漢字って何?
どうしても思いつきません。
なので、確認しました。
「まこととは、ごんべんに成功の成を書く誠ですか?」
「いいえ違います。真実の真のまことです」
ああ・・・・・
「真の難しい方の字です」とおっしゃるので、再度確認しました。
「眞子様の眞でしょうか?」
「はい、はい、そうです!」
「まこと」と言うより「真実の真」と最初から言って欲しかったです。
口頭での漢字の説明は難しいですね。
かしこ
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