拝啓、あなた様
俳句が詠めたら楽しいだろうなあ。
その思いがあるからか、本屋さんに行くと、俳句の本のコーナーにちょこちょこ立ち寄ります。
今回、気になって購入したのは「ちょっとそこまで おでかけ俳句」です。
この本に書いてありました。
俳句を始めたころに多いのは、何か劇的な経験をしたり、すばらしい風景を見たりしないと、俳句が作れないと思ってしまうことだそうです。
あるいは、「俳句の作り方」などの本をしっかり読んでから、と思う人も多いのだとか。
でも、実は俳句の上達への近道は、毎日ちょっとお出かけをして、思いついた自分の言葉を書きとめておくことなのだと、書かれています。
また、出かける際は、ぶらぶら歩くだけで終わってしまわないように、出発前に心の中で「今日は五句作るぞ」などと、自分に言い聞かせるのが良いそうです。
あれ?
これって、ブログの日記と似てない?
毎日のように書く日記に、劇的な経験や素晴らしいできごとばかりを書くなんてできません。
ほとんどが、日常のできごとです。
ただ、おそらくですが。
もし、日記を書くという意識があるとないでは、日常のできごとへの関心の度合いが違うと思うのです。
あっ、これ日記に書こう。
おっ、日記のネタになるわ。
おや、おもしろい話をありがとう。
などなど。
日常のできごとのすべてが、日記を書くことにつながるのです。
もし、わたしが日記書きではなかったら、そのできごとを自分の言葉にしようとは思わないので、考えることも、調べることも、質問することもないでしょう。
そうか、日記と俳句は通じるものがあるのかもしれない。
日記を五七五で書くこともできるかしら?
ちょっとトライしてみたい気分です。
かしこ
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