拝啓、あなた様
近所にお住まいのおばあさんがお亡くなりました。
そのことをご近所さんと話していると、葬儀についての話へと移りました。
最近、家族葬が増えたよね、と。
わたしも家族葬希望なので、それをエンディングノートに書いたと言うと、「もうエンディングノートを書いたの？」と驚かれました。
でもすぐに、「ああ、でも、早い方がいいかも」と言い出しました。
その方にはご高齢のご両親がいらして、エンディングノートを書くように勧めているらしいのですが、一向に書く気配はないとのことです。
書くのは億劫だろうからと、聞き取りをしようと試みても、ざっくりとした返事しか返ってこないのだそうです。
たとえば、「通帳はどこにあるの？」と聞くと「この辺り」と言い、「そこにあるので全部？」と尋ねると「多分」と返ってくるのだとか。
その方曰く。
エンディングノートは、高齢になってから書くのは難しいので、書く元気がある年齢のうちに書いておく方がいい。
加えて、わたしの性格についても言われました。
計画的に準備するところが、あなたらしいわ、と。
あはははは。
わたしの性格をよくご存知でいらっしゃる。
体力的にもパワーには自信がないので、何事も事前に少しずつ準備しておかないと安心できないのです。
やらなければいけないことが、一気に押し寄せてくると倒れてしまいそうなので、事前準備は、わたしの中で通常運転ですが、人はそれを「計画的」と言うようです。
かしこ
------------------------------------------
-------------------------------------------
