拝啓、あなた様
本の不良品というものには、ほとんど出合ったことがないのですが、中学生の時、初めてそういう本を買って、交換をしてもらったことがあります。
文庫本でした。
読み始めて、数ページ後に白紙のページが出てきたのです。
何か意味があるのかと思い、そのまま次のページに進みましたが、話がつながりません。
最初は、どういうことが起きたのか理解ができず、何度もページをめくりました。
しばらくして、「ああ、これが落丁というものか」と気がつきました。
初めてのことだったので、こんなことがあるのか?!とびっくりした中学生のわたしです。
本屋さんに持っていくと、ものすごくびっくりされるというようなこともなく、難なく交換してもらえました。
それ以来、本の不良品との出合いは記憶にないのですが、先日、スピンの位置がおかしな本と出合いました。
滅多にないことなので、これはそういうデザインの本なのか?と思ったりもしたのですが、後日、本屋さんで、同じ本を確認したら、スピンはちゃんと通常の位置にありました。
やはり、わたしが購入した本だけが、おかしいのだと確信できました。
切手の場合、エラー切手にプレミアムが付くことがありますよね。
もしかして、こういう本も貴重かも?
と、思ったりもしたのですが、やっぱり本屋さんで交換してもらいました。
こういうちょっと珍しい出合いもあるものなんですね。
かしこ
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